新陰流兵法活人会は新陰流兵法の流儀をまもり、正統の術技を極めて、これを後世に正しく伝承するという目的のもと日々鍛錬しております。また、「敵を動かし、そこに乗って勝つ技法」である活人剣は、一方では「人を殺さず、活かす為の剣」として活かすべきものを活かす、はたらかす道を探求しています。
私たち「活人会」(かつにんかい)の性格と稽古の様子を紹介します。
古流武術である当会の雰囲気は、一言で云いますとフランクです。
進取の気風と自由闊達なことでしょうか。
初めて剣(袋竹刀)を握る入門者をはじめ会員に、指導者がやみくもに形や動きをただ
なぞらせるだけという事はしません。
その剣さばきが ———
<何のために敵のどこを狙うのか、そのために、どの様に剣を使うのか説明を加えて行います。
それぞれの動作に目的意識を涵養してもらうのです。>
そして各人の個性と習熟度に応じたふさわしい稽古を心がけ進めます。
各「伝位」の段階を踏まえできるだけ丁寧に正しい形取りの反復稽古を重ねていきます。
温故知新「習・稽・工」に励みます。
流祖上泉伊勢守信綱公以来の流儀の脈動を稽古に体現目指してゆきます。
皆さんはあせらず、倦まず、形により身体を動かす、古流武術「新陰流兵法の流儀」の楽しみを実現
してください。ご興味を覚えてもらえましたら、どうぞ私たちの練習場へ。歓迎いたします。
~会 沿革~
2019年1月:2018年12月末の新陰流兵法転会東京支部の解散に伴い、新陰流兵法活人会を設立。